Japan

AIが切り拓くモノづくり革新
~品質維持はMLOpsで!現場の最前線事例~

開催日時:2024年12月11日(金) 14:00~15:30

 

ビジネス課題の解決にAIシステムは有効ですが、簡単に使える「魔法の杖」ではありません。各々の現場、課題に合わせてデータを整え、AIを開発し、細やかな調整を経てようやく実装へと至ります。さらにAIシステムの運用を始めた後に集まるデータによって、どうAIの学習を続け、その性能を維持・向上させるかも、課題解決を左右します。

 

今回、東芝がいかにAIシステムを開発・導入し、適切に運用・モニタリングし、性能を守っているか、その最前線をご紹介します。その時に鍵を握るのが、AIモデルの劣化を見張り、必要に応じて再学習する仕組み「MLOps」です。

 

実際の現場にAIシステムを導入し、活用することの意義を皆様と共有し、議論したいと考えています。AIによる課題解決を考える方はもちろんの事、AIの研究開発に従事されている方、そしてAIに関わるキャリアを歩みたい方まで、広くご参加をお待ちしております。

 

サーキュラーエコノミーへの移行を推進するエレン・マッカーサー財団は、「AIのビジネス導入」をグーグル、マッキンゼーと共に推奨しています。今、AI活用の成否が持続可能な社会の実現に鍵となっています。その意味でも、多様な立場にとって有用な場になれば幸いです。

本セミナーに登壇するAI技術者、事業責任者のインタービュー記事を物語形式で掲載しました。彼等がどういう思い、考え方で取り組んでいるのか、より深く理解頂けると思います。是非ご覧ください。
世界シェア50%!東芝「セラミックスボール」の強さとは? ~AI品質検査でモビリティ電動化に貢献

  • 開催概要
  • 登壇者紹介
  • FAQ

開催概要

開催日時 2023年12月1日(金) 14:00~15:30(予定)
開催場所・会場 オンライン
参加費 無料
こんな方におすすめ
  • モノづくりなど、AIを活用したビジネス課題の解決に興味がある方
  • AI活用による、サステナブルな事業、社会づくりに関心がある経営者
  • AIの研究開発に従事しており、MLOpsやAI品質検査に関心のある研究者、技術者
  • AIの研究開発でキャリアを歩みたく、先進企業の課題認識、対応方法を知りたい学生や求職者
概要

東芝AI 技術セミナー開催にあたり
~現場品質を保つMLOpsの意義~

24年度施行を目指して策定されている欧州AI規制法案では、ハイリスクAIシステムは、継続的なモニタリングが義務づけられる見込みです。ハイリスクAIとは、発電所などの重要社会インフラにおける運用監視システムで利用されるAIです。MLOpsは出荷後のAIシステムを継続的にモニタリングし、AIモデルの劣化を見張り、必要に応じて再学習する仕組みです。しかし、MLOpsはハイリスクAIだけでなく、一般のAIシステムにも有効です。MLOpsの意義について解説します。

■講演のポイント
様々なビジネス課題を解くにあたって、AIシステムの導入は有効な打ち手の一つになります。どうAIシステムを開発し、ビジネスの現場に合わせて導入し、その性能を維持・更新するかは、多くの方々にとって関心が高いと思われます。本セミナーでは、実例をもとにAIシステムの開発、実装、運用それぞれの段階における注意点を学べると共に、自動化や効率化の観点でMLOpsの有用性を感じていただけます。注目されているMLOpsの意義とは何か、その考え方を更新できる時間になると思います。

堀 修

株式会社 東芝 執行役員
研究開発センター 首席技監
AI-CoEプロジェクトチーム リーダー

 

モノづくりの現場に合わせ、AIを開発・導入するということ
~精密部品の製造を支えるAI品質検査~

カーボンニュートラル実現に重要な風車、EVなどの重要部品にベアリングがあります。ベアリングが、故障せずに安定稼働するには、中にあるセラミックスボールの品質が鍵を握ります。このセラミックスボールの検査を、より正確かつ効率的に行うのにAIをどう開発・活用したかをご紹介します。人手に頼らず、既存の検査装置にAIを導入することで、高品質、コスト節減、その先のセラミックスボールの普及促進が期待できます。AIを開発する時の学習データの取り方、整え方、そして現場に実装する際の細やかな調整といった、「特定の現場にAIを導入する際の実際」を理解いただけます。

■講演のポイント
AI技術は、製造工程の検査にも活用されはじめています。しかし、AIは決して万能なものではありません。実際に、生産現場に導入するには多くの課題があります。本講演では、東芝が品質検査にAIをどのように導入したかを、実例からご説明します。皆様の事業における課題解決の糸口となれば大変幸いです。

鷲谷 泰佑

東芝マテリアル株式会社
生産技術部 生産技術担当
主務

 

導入したAIを運用・モニタリングし、更新するということ
~AI適用を加速するMLOpsの仕組み~

AIは、学習するデータによって性能が左右されるのは周知のことです。従って、現場にAIを導入した後、どう運用し、性能をモニタリングし、現場で追加されるデータでいかに再学習するかが、ビジネス課題を解決できるか否かを分けます。これを自動化するMLOps基盤は、データ管理の属人化を避け、感覚的に理解でき使い勝手のいいUIを備えたシステムです。AIを導入した実例を基に、非専門家がどのようにMLOps基盤を活用するかや、その裏側にある仕組みを、システム開発者の目線から紹介します。「AIを活用することの本質」を、仕組みから理解いただけます。

■講演のポイント
近年AI技術の進歩は目覚ましく、高い性能を示すAIが続々と研究・開発されています。しかしながら、これらのAIをそのまま事業に適用し、さらに運用を続けていくことを考えると、単純な性能評価だけでは見えてこない様々な課題が発生します。本講演では、こうした課題について実事例を基に紹介することで、技術開発だけでは見落としがちな観点やAI活用の具体的なイメージを得る一助となれば幸いです。

小畠 知也

株式会社 東芝
デジタルイノベーションテクノロジーセンター 
技術開発室 サービスプラットフォーム開発部 スペシャリスト

注意事項
  • ご参加には事前のお申し込みが必要です。
  • ご登録後、2日を経過してもメールが届かない場合は、「隔離メール」として受信されていない場合がございます。念のため「隔離メール」をご確認ください。
  • プログラムは事前の予告なく変更させていただく場合があります。
  • 本セミナーはYoutubeLiveにて配信を行います。
    お使いのネットワーク環境(社内のネットワーク等)のセキュリティブロックによって、動画の閲覧ができない場合があります。事前に以下のドメインにアクセス可能かご確認ください。
    ■許可する必要のあるドメイン
    eventhub.jp    (イベントページ)
    youtube.com    (動画配信プラットフォーム)

登壇者紹介

  • 堀 修

    株式会社 東芝 執行役員
    研究開発センター 首席技監
    AI-CoEプロジェクトチーム リーダー

     
    昭和61年 (株)東芝 総合研究所(現 研究開発センター)入社。
    機械学習・画像処理技術の研究開発に従事。
    平成6年 メリーランド大学 Center for Automation Research 客員研究員。
    平成15年4月 研究開発センター マルチメディアラボラトリー 室長。
    平成27年4月 研究開発センター 所長。
    平成30年4月 研究開発本部 部長。
    令和2年4月 執行役員 首席技監。
    令和4年4月 AI-CoEプロジェクトチーム リーダー 兼務 現在に至る。
  • 鷲谷 泰佑

    東芝マテリアル株式会社
    生産技術部 生産技術担当
    主務

     
    平成25年 (株)東芝 生産技術センター入社。画像検査関連の研究開発に従事。
    令和5年 東芝マテリアル(株)。生産ラインの画像検査技術の開発に従事。現在に至る。
  • 小畠 知也

    株式会社 東芝 デジタルイノベーションテクノロジーセンター 
    技術開発室 サービスプラットフォーム開発部 スペシャリスト

     
    平成28年 (株)東芝入社。現東芝インフラシステムズ(株)で防衛用レーダの設計開発に従事。
    令和2年 デジタルイノベーションテクノロジーセンター。IoTデータ管理サービスやMLOps基盤等のプラットフォーム開発に従事。 現在に至る。

FAQ

画面の操作方法について教えてください
操作方法について、ヘルプページをご用意しております。
以下URLをご参照ください。
https://help-eventhub.zendesk.com/hc/ja
非推奨のブラウザなどはありますか?
非推奨ブラウザは以下となっております。
・Internet Exploler
ログイン方法を教えてください。
登録時に使用したEメールアドレス宛にログインURLを記載したメールをお送りしております。
こちらにアクセスいただき、事前登録フォームで入力しましたメールアドレスとパスワードを利用してログインください。
ログイン画面はブックマークいただくことを推奨しております。
パスワードを変更したい場合は どうしたらいいですか?
ログイン後、右上のアイコンをクリックし、「ユーザ基本情報」に移動します。
パスワード部に表示されている「変更」ボタンをクリックし、パスワードを変更ください。
動画が再生できません、何故ですか?
動画が見えない場合、ご利用の機器からインターネットの接続環境をお確かめの上、ブラウザの更新や再起動をお試しください。
解決しない場合、以下の原因が考えられます。

■会社のセキュリティポリシーが原因の場合
会社によってはセキュリティポリシーなどでYoutubeが閲覧できない場合がございます。
セキュリティポリシーについては会社によって違うため、管理部門様にお問合せください。

■制限付きモードの設定が原因の場合
・ブラウザでご視聴の場合
  1. ブラウザで『YouTube』の公式ページにアクセスします。
  2. 右上の「アカウントアイコン」をクリックします。
  3. メニュー最下部の「制限付きモード」をクリックします。
    「制限付きモードを有効にする」のスイッチを「オフ」に切り替えます。
    スイッチが切り替えれない場合は、「このブラウザの制限付きモードをロック解除」をクリックして、Googleアカウントのパスワードを入力して「次へ」をクリックしてください。

・アプリでご視聴の場合
  1. 「YouTube」アプリを起動します。
  2. 右上の「アカウントアイコン」をクリックします。
  3. 「設定」→「全般」の順にタップします。
  4. 「制限付きモード」のスイッチを「オフ」に切り替えます。

上記で解決しない場合、デバイスのシステム、ブラウザまたはYouTubeアプリに一時的な不具合が発生していることが原因で、制限付きモードが解除できないケースが考えられます。
そのため、デバイスを一度再起動してから、YouTubeの制限付きモードが解除できないか試してみてください。
資料ダウンロードできません、何故ですか?
講演資料は、各セッションの終了後に会場画面の「セッション」タブの各セッションを押下し、画面下部ある ダウンロードボタンを押下しダウンロード頂けます。
またネットワークの状況によって、ダウンロードボタン押下後、ダウンロードが始まるまでに10秒程度お時間が掛かる場合があります。
音が聞こえません、何故ですか?
ご利用の機器にスピーカーが搭載されていること、イヤホンなどをお使いの場合は正しく接続されていることをお確かめの上、適切な音量が設定されている事を確認ください。
ミュート(消音)に設定されている場合は解除してください。
スマホ、タブレットをご利用の方はマナーモードを解除してください。
発表内容について質問したいのですが、どうしたらよいですか?
各セミナー開始後に、Live掲示板からシステムに関するご質問や、操作方法についてのお問い合わせは画面右部「Live掲示板」より、ご質問を投稿ください。セミナー中にご質問頂いて構いません。お寄せ頂いたご質問の中から事務局および講演者より適宜ご回答いたします。なお、当日の進行状況等の理由により、すべてのご質問にはお答えできない可能性がございますので、予めご了承ください。
(投稿内容は全ての参加者に公開されます)
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